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9月・肥後橋練習会のご報告

9/2(土)、3(日)
肥後橋練習会を開催しました。

ご参加くださった皆様、ありがとうございます。
当日の様子をご報告させていただきます。

 

【1日目】
1時間目:踊れるカラダづくり
コミュニケーション力を上げるために呼吸に着目。
チャチャチャの曲での2ステップで、
太ももをしっかりと上げるようにして
踊っていたエレナちゃん。

呼吸筋である横隔膜は
大腰筋のセットということで、
「呼吸が出来るところに立たせてもらった」
と一緒に踊った方が大喜び。

次のサンバの曲では横隔膜活性のための
システマ・ブリージングをしました。
ところが担当教師の
呑気なブーの音にエレナちゃんのダメ出しが。

エレナちゃんリードで、
スピーディで力強いプー(破裂音)に変えると、
全く効果の違うものになり、
みんなの活性が上がり一気に踊りやすくなりました。

 

2時間目: バイラ・サンバ&レボリューション・ルンバ
バネで踊るがテーマ。
意識してバネを使おうとするのではなく、
自動的にバネが働く状態にし、
力を抜いて内側の変化を感じること
集中して練習しました。

サンバステーショナリー・サンバ ウォーク
クリスクロス・ボタフォゴスを個別に練習。

ルンバは、スリー・アレマーナズを練習。
背骨1本のイメージで回転するのではなく、
背骨の1椎1椎が角度を変えるとイメージすることで
コミュニケーションが取りやすくなることを
学びました。

 

3時間目:カンタービレ・ワルツ
テーマ「吊りたれて、今をつなぎ続けて踊る」

ナチュラル・スピン・ターン
リバース・ピボット以降の練習で、
組んだ時点で回ることを考えていたお相手
「2、3歩まとめていこうとしてませんか?」
「ダンスは1歩1歩なんです」
とエレナちゃん。

つなぎ続ける意識だけでなく、
1歩1歩をチェックすること
緻密な練習を目指しました。

ランニング・スピン・ターンでは、
スカイエクササイズのように
上半身が動いてから足となるように、
手からたくさんの線が出ていること
イメージしてから組むことを大切にしました。

 

4時間目:ラテン・スタン専科復習会
タンゴの練習中
「みんな、配線が入らないの…」
とつぶやいたエレナちゃん。

この発言の後にエレナちゃんと踊った方が
「(自分の中の線は)ほぼ廃線!」
笑いながら叫んでいました。

エレナちゃん曰く
「線が通っていても乗客がいない
 (音楽エネルギーが通らない)と
 廃線となってしまう」
とのこと。
ステップをこなすことに必死になっている時、
音楽を楽しむことは後回しになっていました。


その後のダブル・スパニッシュ・ドラグの練習では、
カラダを2つに割り続けることでダンスが激変。
チャチャチャシット・ダウン〜のお悩みは
吊りたれ2つに割るで解決しました。

音楽、そして
「吊って割って桃太郎(軸)が踊る」
偉大さを感じた1時間でした。

 

【2日目】
1時間目:基礎の基礎プラクティス
テーマ「インナースイングビートで合奏する」
お相手と合奏するために、曲の中の
ビート(絶対鳴り続けてるもの)に着目しました。

担当教師からの指示は、
ビートを捉えてから2人で合奏するでしたが、
それに対して
「私が捕らえたものは本当にビート?」
「相手と共有できている?」
といった不安を感じる方も。

この不安へのエレナちゃんアドバイスは、
共有しようという心を止めること
そして音楽がよく聴こえる状態になること。

アドバイスに従い、
ビートに集中してルンバを踊ったところ、
妙な感情とカトちゃん(?)が消えました。

 

2時間目: ピクチャーポーズ・ループ&ウォーキング・ルンバ
ルンバ・ウォークの練習からスタートしたものの、
カラダの中の伸び縮みで出るはずの
2歩目が出ない!?

この事態に
「音楽が聴こえる状態を作ると
 カラダの中の伸び縮みが出る」
助っ人エレナちゃんが登場。

1時間目からの流れで、
曲の中のビートを聴いて踊ることにしました。

ところが、今度は出るところがわからない!!
気を取り直してビートに集中すると、
安心感の中で伸び伸びと踊ることができました。

ピクチャーポーズ・ループは、
前日にやったことを大切にしましょうと、
音楽的配線のある手で組む、
カラダを2つに割るなどを意識して踊りました。

 

3時間目: スロー&タンゴ・ファンデーション

スローでは、2人バックキックからの流れで、
フレームの作り方について
エレナちゃんのレクチャーがありました。

女性の肩甲骨男性の手
シンデレラ・フィットを目指し、
女性は前へならえをするように
左手を男性の方に差しのべていく
このフレームだと、
お相手のことが気にならず気楽に踊れました。

参加者のお1人は
「今までと自分のカラダの位置が全然違う」
驚きの声を上げていました。

タンゴは、タンゴ・ウォーク
コントラ・チェックといった
足元が気になるフィガーは、
吊りたれて2つに割る(割り続ける)ことで
お相手としっくりくることを教わりました。

 

4時間目:ワークショップ復習会
練習タイムからエレナちゃんが
「最近カラダが変わったから
 ステップがわからない!」
「ステップを教えてください」
と大騒ぎ。

一緒にパソドブレツイストを練習すると、
カラダから発せられるエネルギーと圧に圧倒され、
こちらもステップがわからなくなりそうでした。

クイック魔境の練習では、
みんなの足の長さが変わるのを見て
「長い足を使わないと方向がわからなくなります」
とエレナちゃん。

ステップに気を取られず、
カラダを正しく使っての練習を
するようにしたいと思いました。

 

エレナちゃんの口から改めて聞いた
「音楽を楽しむことで上手くなる
 という教室にしたい」
というジュンコ先生の願い。

その願いが叶う様、教師一同精進して参ります。

来月の練習会は、10/7(土)、8(日)です。
皆様のご参加を楽しみにしています。

 

一般社団法人日本ユニバーサルダンス協会
理絵

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