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8月・肥後橋練習会のご報告

8/4(日)肥後橋練習会を開催いたしました。

今回は、通しテーマ
「エネルギー循環でダンスは上手くなる」
に基づき、ジュンコ先生の提唱する
ダンスを踊る際のモード
「Be-ingモード
 (今ここに集中しているモード)」
を目指して練習しました。

当日の様子をご報告させていただきます。

 

【1時間目】
踊れるカラダづくり&ラテン・スタンのベーシック

テーマ「夏にバテないカラダ作り」
担当が音楽体操の産みの親で
育ての親でもあるヒデ先生、
そして連日の猛暑でお疲れ気味なカラダに
ピッタリなテーマに始まる前から
期待が高まりました。

「夏は冷房で自律神経が乱れるからバテる」
とヒデ先生。
まずは、おなじみの
腕ブーランからスタートしました。
2人組になって1人が後ろから
お相手の肩甲骨に触れて動きをサポート。

肩甲骨と鎖骨が連動している意識で腕を振る
(Be-ingモード=状態)と、
自身の股関節やお相手にも揺れが伝わり、
骨格は連動することがわかりました。

比較するために一生懸命腕を振る
(Do-ingモード=やる)と、
疲れるのに連動はしないことが判明。

その後、
「舌のポジションを整える」
「横隔膜と胸骨の連動を感じる」
「一次呼吸」
「抱き(いだき)のポーズ」をした後、
それぞれに合った曲で
2ステップを踊りました。

ヒデ先生が
「自律神経を整えるために出来ることは呼吸」
とおっしゃる通り、
どれも呼吸を整える効果があり、
お相手と深く感じ合って踊ることができました。

 

【2時間目】
ピクチャー・ポーズ・ループ&ウォーキング・ルンバ&ファイヤー・パソドブレ

1時間目に引き続き
Be-ingモードで練習。
2時間目以降、
担当教師にアシスタントが1人つく
という新しい試みがありました。

最初は、ピクチャーポーズ・ループ
Do-ingモードになりがちな
セイムフット・ポジションから
コントラ・チェックまで
Be-ingモードで練習。

途中、
男性役がリードしようとするのは
Do-ingモード、
リードする(伝えようとする)のではなく
ずっと自分とコミュニケーションを
取り続けるのがBe-ingモードだと
教えてもらうと練習の様子に変化が見られました。

最後のショータイムでは、
Be-ingでの練習の成果を
1組ずつ発表しました。

 

後半のウォーキング・ルンバは、
出だしのルンバ・ウォークで、
2人組になって1人が
お相手の横隔膜に後ろから触れてサポート。

その後、手を離しても、
前の人がBe-ingモード
後ろの人が前の人と
コミュニケーションをとる意識で踊ると
「踊りやすい!」
との声が上がりました。

曲に合わせて踊ると、
先輩方が自分の状態を感じ続ける
Be-ingモードだと
ステップを知らないビギナーさんも
落ち着いてついていくことができました。

最後のパソドブレでは
ビギナーさんが1曲通して踊ることに挑戦。
お相手がBe-ingモードだと
最後まで離脱せずに踊ることができました。

 

【3時間目】
タンゴ&スロー&クイック・ファンデーション

スローの1周目を
Be-ingモードで踊る練習からスタート。

Be-ingモード=呼吸体ということから、
1時間目でやった1次呼吸(背骨の呼吸)
2人組でやりました。

お相手の後頭骨と仙骨に手を当て、
その間を脳脊髄液が流れていることを
イメージすることで
呼吸がしやすいBe-ingモードに。

その状態で1周目を踊ると、
教室の空気感が変わり、
ビギナーさんの感想も
「落ち着いてついていけた」
「楽しかった!」

次に、ステップが複雑になる
スリー・フォーラウェイズ以降
同じモードで練習し、
最後に曲に合わせて踊りました。

 

タンゴでも先輩がBe-ingモードだと
ビギナーさんがついていきたい状態になり、
最後まで踊り切ることができました。

クイックでは、Do-ingモード
(男性役はリードしよう!
女性役はやろう!の意識)
出だしのところを踊ると、
2人のステップがバラバラになり
組んでいられなくなったことから
Be-ingモードの大切さを実感。

その後曲に合わせると、
全員が最後まで踊ることができました。

 

【4時間目】
カンタービレ・ワルツ&バイラ・サンバ&レボリューション・ルンバ

音楽体操の生徒さんであるビギナーさんが
最後の時間まで参加してくれました。

この時間は1時間目にやった
「抱きのポーズ」を採用し、
常に自分を感じ続けながらの練習を目指しました。

まず、抱きのポーズからの連想で
愛のルンバから。
曲に合わせて踊った後、
スリースリーズを個別に練習しました。

丁寧に踊ってみると
ステップがよくわかっていない方が
多いことわかり、熱が入った練習に。

ステップのあいまいなところをなくしてから
ヒデ先生のチェックを受け、
仕上げとして抱くポーズで
自分に意識を集中してから再度トライ。

教室内に静けさが漂い、
落ち着いて練習ができる状態になりました。

ワルツは自分を見失いがちな
ダブル・リバース・スピンを中心に
Be-ingモードで練習。

サンバでは、Be-ingモードの
ヒデ先生と踊ったビギナーさんが
「(見た目に反して)
 振り回されている感は全くなかった。
 痛いとかキツイとかもなかった」
と驚いていました。

 

こちらがBe-ingモードか
Do-ingモードか
相手の反応がまったく違い、
日頃ジュンコ先生から言われている
状態作りの大切さを実感した練習会でした。

次回もモード設定に
気を配った練習会にしたいと思います。

来月の練習会は、9/8(日)です。
皆様のご参加をお待ちしております。

※前日9/7(土)は、大阪と東京で、
 教師向け練習会のための講習を行います。
 興味のある方はお問い合わせください。

 

一般社団法人日本ユニバーサルダンス協会
理絵

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